2021年5月過去の情報

島流し

伊豆諸島が流刑の地として定められたのは、奈良時代の新亀元年(724年)といわれているが、小さな島は流刑の受け入れにより、島の生活がおびやかされる状況を考慮して除外されていました。

江戸時代に入ってから徳川幕府は、寛保二年(1742年)に、お定め書百か条を公布し流刑を遠島と言い、その流刑地を伊豆諸島に定め江戸近辺の犯罪人を島送りにしました。

先ず遠流の地として、八丈島、中流の地として三宅島、近流の地として大島・新島を定めて犯罪者を送り、神津島・御蔵島は島替えと言い島で再び罪を犯した者を送り込みましたが、この二つの島は地形も厳しく食料も少ないので再犯とは言え、流人を大勢送ることはなかったようです。

島に送られた流人の生活は「日常勝手たるべし」とされて、すべて自活する事が原則で品と言う「仕送り」をうける一部の流人や手に職のある者を除いては、その日その日の食を得るために、島の人に仕事の手伝いをして食料を得ていたようです。

神津島に送り込まれた流人の数はよくわかっていません。

涛響寺の古い過去帳によると、おたあジュリアが神津島へ島流しとされたのは、慶長十七年(1612年)となっています。

【文献・資料提供】

中村親夫さん

【流人墓地】

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伊豆諸島創生神話

上古の時代、大国主命(出雲大社)の長子、八重事代主命(三島大社)は、「国土を天孫」ニニギノ命(天照大御神の孫)に譲り、出雲の国から多数の一族、追従の神々を率いて海路はるばる伊豆の国に渡られて、伊豆の島々を焼き出し給う。

島造りの大事業が行われたと伝えられている。

三島大明神は富士山の大明神に会って、伊豆半島の南東の土地を譲っていただいたが、土地が狭かったので島造り(島焼き)を始めました。

最初に一日一晩で小さな島を造り、初めての島なので「初島」と名付けました。

第二を島々の中ほどに焼きだし「神集島」(神津島)と名付け給えり。

第三の島をば大いなる故大島と名付け、第四の島は海の塩を盛ってつくり給えば色の白き故に「新島」と名付け

第五の島はお供の見目、若宮、剣の御子の家をつくる「三宅島」

第六の島は大明神の蔵を置くための「御蔵島」

第七の島ははるか沖にありて沖の島「八丈島」と名付け

第十の島をば十島「利島」と名付け給う

【事代主神】

事代主神.jpeg

【文献・資料提供】 

中村親夫さん

梅雨の訪れ、夏を待ち望む。

九州南部では5月11日頃に、過去2番目の早さで梅雨入りしたそうです。

この先、前線の影響でまだ梅雨入りしていない本州でも雲に覆われ、雨が降る日が多くなる予報とのこと。

しかし、本日はとてもいい天気となりました神津島。

多幸湾ファミリーキャンプ場の近くを散歩していると、綺麗なつづじの花が咲いていました。

※現在、多幸湾ファミリーキャンプ場は閉鎖されています。

少しの時間なら海水浴も楽しめるくらい穏やかな陽気です。

毎年、梅雨明けを今か今かと待ち望む人が多くいるかと思います。

楽しい季節は目の前、夏が来るのが待ち遠しいです。

【ツツジの花】

ツツジに.jpg

旅行を計画中の皆様へのお願い

あっという間に連休が終わり、季節はすっかり春模様。

島内ではツツジの花が咲き、穏やかな過ごしやすい気候になってきました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

東京都では緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。

ご来島の際は、「神津島への旅行を計画中の皆様へ」を必ずご一読ください。

https://vill.kouzushima.tokyo.jp/blog/2021/04/18.html

離島は特殊な環境であり、島住民の生命の安全が第一と考えての対応ですので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

そして、皆様も体にお気をつけてお過ごしください。

【村落全景を望む】

村落全景.jpg

【多幸湾三浦港を望む】

多幸湾三浦港.jpg

生命の源

黒潮に囲まれた温暖な気候の神津島は、照葉樹林帯で年間平均気温19℃、降雨量3000ミリ(令和1年)を記録します。

島内には新鮮な湧水が絶え間なく湧き出している場所が幾つかあり、多幸湾の湧水とつづき堂の湧水は四季を通して冷たく、「東京の名湧水57選」に選ばれています。

雨が降ると天上山の流紋岩質の地層に浸透し、ろ過され地下に溜まった水が周辺から湧き出ています。

まるで島の巨大な水瓶のようです。

天上山の麓の地下には大きな帯水の水瓶があり、島の簡易水道用の設備(井戸と諸水槽が数か所)が造られています。

山頂近くにある不入ヶ沢は、伊豆諸島の神々が集まり水配りの会議を開いたと言い伝えられている神聖な場所です。

多幸湧水4.jpg多幸湧水7.jpg多幸湧水6.jpg

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