長浜海岸の向え、参道鳥居の先には神津島の開祖とされる三島大社の正后を祀る、阿波命神社が鎮座しています。
豊漁と家内安全祈願に島民の信仰が厚く、長浜様と慕われ、毎年4月15日に例大祭が行われています。
この海岸一帯には、渚に色とりどりの小石があることから、五色浜とも言われ、昔からこの浜の石を持ち帰ると、必ず神罰があたると言い伝えられています。
長浜の石は寄せては返す波間に見え隠れして、浜に来る人を永遠に優しく迎えてくれます。
水が豊富な神津島。
各家庭の水道水は地下水が利用され、島内には東京の名湧水57選に選ばれている湧水があります。
山の中に湧く「つづき湧水」と海沿いに湧く「多幸湧水」です。
昨日、島民から「多幸湧水に神様が降臨したぞ!」との情報をいただき、さっそく足を運んでみました。
いらっしゃいました、「えびす様」です。
なんということでしょう...左手には大きな鯛を・右手には竿を持っています。
えびす様は、七福神の一柱で漁業神として知られています。
神津島は伊豆諸島一の漁獲高を誇る、生粋の漁師村です。
えびす様、いつも私達を見守りいただきありがとうございます。
いつまで多幸湧水にいらっしゃるか分かりませんが、水汲みに来るたび、挨拶は欠かせませんね。