二十五日様・・・。

平成28年3月2日 二十五日様・・・。

今日、神津島では二十五日様です。

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「二十五日様」というのは神津島に伝わる風習です。
旧暦の1月23日から26日の4日間が「二十五日様」の風習の一連の期間となります。


旧暦1月23日は「三夜待ち」。
それぞれで宴会をひらき、静かにしていなければならない二十五日様の期間に備えます。

旧暦1月24日、25日は二十五日様が島に訪れる日とされる日。
この日、仕事はすべて休みしなければならない日で、
日中に海や山畑にいくと”たたり”があるとされています。
また、夜間外に出るとその家に凶事が起こると恐れられて日没前から雨戸を固く閉ざし、
あかりを消して静かに床に入り、就寝しなければならない日でもあります。

旧暦1月26日は「子だまり」 。
こども達は前日、前々日に引き続き、早く就寝しなければならない日です。



そして、今日、3月2日。 旧暦では1月24日。
二十五日様が訪ねてくる日でございます。

昔より濃い風習ではなくなっているもの、
今でも、この二十五日様の日となると島全体の雰囲気が変わります。
お勤めの人はできる限り残業をせず、商店も早めに店を閉じて早く家に帰ります。
また、漁師は23日から26日の4日間ずっとお休みとなっています。

島人はみな、「今日は二十五日様だしかいなぁー」などと、必ず会話に出てくる程、みなが認識しています。

神社や家庭の玄関には「いぼじり」という厄除けを意味する飾りが施されています。
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竹の先に藁を巻きつけ、少しいぶしてあります。

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他の島に目を向けてみると、
伊豆大島では、「日忌みさま」、新島では「海難法師」と呼ばれる行事がこの風習と類似しているそうです。

しかし、それらの島と少し違うのが、それら島では怨霊のような扱いとなっているのですが、
神津島では、上陸してきた神様をご案内して、村内の道祖神を巡礼する厳粛な神事とされています。

つまり、夜間に村内の道祖神を巡礼している神主さんらの近くには、
海から神津島に上陸してきた二十五日様がいらっしゃるということになるので、
夜間出歩いて、神主さんらに会ってしまうということは、二十五日様にも見つかってしまうわけです。


二十五日様に見つかってしまうということは・・・  




頭に釜をかぶせられて地獄に連れてかれてしまう!!




・・・ということですね。





なので、二十五日様の時は、夜間、外出せずに早く就寝した方が良いということになります。

信じる信じないは人それぞれですが、こう続いてきた風習は奥深いものがありますね。

このブログ記事について

このページは、産業観光課が2016年3月 2日 15:20に書いたブログ記事です。

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