神津島も大荒れの天気に

平成28年1月24日 記録的な寒波で大荒れの天気となりました。

記録的な寒波で西日本を中心に大荒れの天気となる中、神津島では強風が吹き荒れました。

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24日の最大瞬間風速は、秒速31.2m、
25日の最大瞬間風速は、秒速27.5mでした。

これは、1秒間に約30mも進む風ということです。
100mを約3秒で、1kmを30秒で進み、時速に直すと時速120kmほどの速さです。

秒速30mの風は、雨戸や屋根を飛ばしてしまう風と言われ、しっかりしていない家屋は倒壊するほどの風で、
並みの台風程の風と言われています。


そんな風が一日中吹いていた神津島ですが、
24日の夕方には翌日25日のすべての船の欠航が決まってしまいました。

このタイミングで「ソフトバレーボール大会」等のイベントが開かれていた神津島では、
たくさんの関係者の方が来島していましたが、乗船予定の船の欠航が決定してしまい、
本土へ戻る予定の方々は、翌日の飛行機の就航を祈るしかありませんでした。
 


翌日25日。
調布飛行場は快晴。
気温は低いものの、地上では風をほとんど感じることのない朝を迎えていました。
この場面だけを見ると天候調査中というのが嘘のように感じます。
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調布飛行場から運航する神津島行きの第1便は8時45分の出発。

朝7時30分から更新されるインターネットの運航状況はずっと「天候調査中」の文字。

搭乗前も
「調布飛行場を離陸し島へと向かいますが、天候により、着陸できないと判断された場合は調布飛行場に戻ってきます。」
「なので、戻ってくる場合、1時間30分程のフライトになるので、必ずトイレを済ましてください」との説明をされ、
いよいよ、神津島へ向けて出発です。神津島空港で就航を祈りながら待っている方々を迎えに。


調布飛行場の離陸は順調です。
順調に高度を上げましたが・・・

すぐに強風による煽りが始まりました。

機体はガタガタ揺れ、車のスリップのように機体が風に押され横滑りするような感覚が襲い、
いつものような穏やかで横浜や三浦半島、富士山や江の島を眺める楽しいフライトにはならないことを諭されました。

海を眺めれば、いつもは青一色の輝く水面も、今日は別の表情。
海一面に白い筋がいくつもいくつも並び、
海という美しい水面ににまるでヒビが入ってしまったかのようです。

さらに、飛行機の高度からでも、
海のうねりがわかるほど、海面は歪み、伊豆の島々にぶつかっていました。


なんとか、神津島上空までやってきました。
前浜方面から近づき、普段なら千両池、灯台を眼下に東向きで着陸するのですが、
東向きだと西風に乗ってしまうため、本日は大きく旋回。

多幸湾、天上山を眺めながら、西向きで滑走路へと向かいます。
西から吹く強風に挑んでいくようでうす。
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機体を大きく傾け旋回。

滑走路に向けて降下しはじめます。

滑走路へ向かう途中にも襲いかかる西風。
その西風は、機体を持ち上げてしまい着陸の邪魔をします。

島の大地に機体の小さな影が映りました。
神津島まではあと少しです。

風による影響を瞬時に感じ取り、パイロットは負けじと機体を操り、
機体を上下左右に揺らしながら滑走路を目指します。
普段より機首を地面に刺しこむ勢いで降下しました。

そうすると、島に映る機体の影が次第に大きくなり、
点のようだった影がはっきりと飛行機の影であると思った瞬間

影と機体が神津島の大地を介して繋がる振動が襲い、
同時に「ぎゅぅーーーーーーー」という車輪のブレーキ音が響きました。


着陸成功です。


調布飛行場からは4人程しか乗っていませんでしたが、
神津島空港では、搭乗予定の方々が無事の到着を待っていました。

神津島空港のラウンジは、調布飛行場以上の賑わいをみせて、
無事に本土へと戻れるであろう安堵感で笑顔が溢れていました。

この時の神津島、9時20分頃の風は、
最大瞬間風速は秒速26m、
最大風速は秒速19mでした。

その後、神津島発の1便は無事に出発。
船で帰れず困っていた方々を定員いっぱいに載せて、影を小さくしていきました。

続く2便も無事に就航。
このときの、
最大瞬間風速は秒速28m、
最大風速は秒速19mでした、

しかし3便は・・・欠航。
最大瞬間風速は秒速29m、
最大風速は秒速22mでした。


こうして、強風と飛行機運航のギリギリを見せてくれた神津島の1日でした。

このブログ記事について

このページは、産業観光課が2016年1月26日 09:57に書いたブログ記事です。

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