西ん風

12月4日 冬型の気圧配置で季節風が吹き荒れています。DSC_2975.JPG

 全国で荒れた天気模様となり、神津島も西ん風が吹き荒れています。
これでもか!!といくらい、風が吹き付け、木を揺らし、天上山を駆け上がり、島の東へと抜けていきます。

当日17時頃の10分間の平均風向風速は西北西に17.3m/秒(時速約60km)なので、1秒間に約17mも風が進んでいます。
100mを5.8秒で駆け抜けてしまうので、陸上のオリンピック選手でも敵わない速さということですね。

ちなみに、神津島前浜から多幸湾の距離は2,4km(平面としての計算ですが・・・)なので、
単純計算で約2分20秒で神津島を横断していくことになります。

海上を旅してきた風にとって、神津島はちょっとした見物チャンスなのですね。



さてさて、この西風はどこからやってくるのでしょうか?

ざっくりと答えを言ってしまうと、冬型気圧配置(西高東低)の西の高気圧部分から風が生まれています。
高気圧からの風は、まっすぐに低気圧に向かうのではなく、高気圧から離れながら時計回りの風となり、
低気圧に向かう風は反時計回りの風となって低気圧の中心へ向かっていきます。

そして、その風は日本列島を通る際に、中部山岳地帯などの山脈によって分断され、
北風と西風に分かれてすすみます。

北風は関東平野から吹き降りて、大島へ
西風は中部山岳を迂回し海上に出て、神津島、新島へとやってきます。

大島と新島あたりで、その北風と西風がぶつかり「ならいの土手」と呼ばれる雲をつくり、
神津島で「西ん風」と呼ばれている風は、姿を消します。

西ん風が、本土の影響を受けて発生しているということは、とても興味深いものだと思います。

下の動画、本日夕方の動画です。


 

このブログ記事について

このページは、産業観光課が2015年12月 4日 16:50に書いたブログ記事です。

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