ここから遙か太陽の沈む水平線を眺めていると、この秩父霊場が海を通じて、西の極楽浄土と相対しているかのような錯覚を覚えるほどです。
このような好適の霊山に三十四札所をよく造ったものだと感心させられます。 胸を突くような険しく長い山坂道を、数多くの重い石仏を人力のみでかつぎ上げて祀った往時の先達の苦労は、どんなに大変だったでしょう。
身ひとつで息を切りながらようやく登山してお詣りするたびに痛感させられます。 |
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登山道の途中には供養塔や、所々に小さな石仏が祀られています。中腹あたりに七観音堂の小さな堂宇があり、この中に観自在菩薩他六観音石像が、又山頂の本堂手前に二十三夜得大青面金剛塔や地蔵尊が祀られ、文政六年及び天保十三年の年号が刻まれています。
こぢんまりとした本堂には御本尊の十一面観世音菩薩・如意輪観世音菩薩・大勢至菩薩等たくさんの仏像が安置され、本堂横の境内には、御本尊名と札所番号が刻まれた秩父三十四個寺の石像が、コの字型に並んでいます。
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